ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
きのう、野外調査で営巣バチの捕獲のため、竹筒トラップ前で待機。
出てこない。警戒して、出てこない。 最初はずっと見ていたのだけれど、暑さと湿気で気分が朦朧。 あるある大事典で「眠るとき体温が下がる」と言っていたけれど、あんまりにも暑いと眠くなる。 蚊が寄ってくるので、虫除けスプレィ。だけど汗で流れてしまうので、またスプレィ。(ハチの幼虫を扱うときは、手を石鹸で洗う) 座って、竹筒の先端に取り付けたガラス管(<これが営巣バチ捕獲のための簡易トラップ)を眺めていたのだが、眠いので、体育座りの姿勢で、メガネを外し、顔を膝につけて、眠った。10分程度の睡眠を2,3回。 ハチは現れない。 結局何度か別の場所の観察をおこなったりしつつ、2時間くらい要した。でも捕まえた。未マークだったので、体重測定とマーキング。 寝ている間と観察している時間を含めて、スプレィしつつも数ヶ所蚊に刺されてしまった。 私はハチより蚊が怖い。 PR
最近はお変わりもなく、毎日それなりにやっちょります。
なので、書いて改めて読むと、だいたい同じようなことを書いている気がします。 まぁ大事件が起こるような研究じゃないし。起こってほしくないし。 ちなみに、16日は誰も来ないかと思ったけれど、アズキゾウムシ研究のMさんが来た。 幼虫の体重を量るのに2時間半もかかってしまった。
今日はいつもに比べると早起きで、ガコに着いたのは10時(ってこれでも普通じゃ1限に間に合ってないよ)。
野外調査して、はかるべきものをはかって―ただ少々手抜き、12時前には帰路。 今は野外で2匹の営巣が見られている。 ほか、飼育個体がまずまず順調...ということにしておこう。こないだ、またもアリに食われたんですが 研究やってる私自身が、その意味や意義に疑問を持ち、ただ、私はこれしか選べなかったんだという諦念に陥りながらも、夏休み返上でがんばっているのに、「それは研究として為ってない」的発言を受けたので、ショック。 研究は仮説に基づいて検証(実験)、そして結論。それが通常。 わかってるよぅ。 私が今やっていることは、検証する具体的な仮説もない、実験。 得た結果から、何かをこじつけようとしている。しかも、卒論でも同じ手法(とりあえず竹筒トラップで調査するべ!→お、性比がおもろいんちゃうん?)。そんときにちゃんと仮説を作っとけばよかったのよね。 わかってます、自覚してます。それは研究者の姿勢としてはマチガッテル。 社会に出るのを2年間遅らせるためってのがバレバレ? このことでバカにされるのは仕方ないと思ってはいるのだけれど、それが大好きな友人の父親にだったので、凹みました―“馬鹿にする”というような露骨な態度ではなかったけれど、娘の友人としては質が良くないくらいには思われてそう。
今日は既マーク個体を1匹、未マークを1匹(そしてマーキング)という成果があった。うれしい。
自分のやっていることがどういう風に論文として展開できるのか、考え出すと暗くなってしまうので(つまりわからない)考えない。 生態学的意味も、研究的価値も、昆虫学―ハチの研究としても。 なぜオオフタオビドロバチなのかさえ、私もようわからん。 なんで性比の話になっちゃったのか、どうしてここ(香川大)にいるのかすら、現在位置に確信が持てない。 こないだばたばたと飼育個体が死んでしまって、上のような答えの出ないもやもやと脱力感に支配された。 とりあえず、考えない。今やってることに特に疑問持たず、あとから理由を付け足そう。理由があるかどうか、知らないそんなこと。それを考えないという選択をしてるんだって。 開き直ったところで、晴れ晴れとしないのは、研究そのものもそんなに愛してないからかな。 |
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