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ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
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最近はお変わりもなく、毎日それなりにやっちょります。
なので、書いて改めて読むと、だいたい同じようなことを書いている気がします。
まぁ大事件が起こるような研究じゃないし。起こってほしくないし。
ちなみに、16日は誰も来ないかと思ったけれど、アズキゾウムシ研究のMさんが来た。

それなりにやっている…つもりなのは、単に飼育個体が多くなって、1匹2匹死んでも気にしてないからかもしれない。
今はただ、フィールドノートに[死亡]と書くだけで済ませてるけど、調査を終えた晩秋に「むきゃー」と叫ぶことになりそうだ。達観<違う。諦観<かもね。覆水盆に返らず、後悔先に立たず、先人はなかなか…(話題を逸らす)。

今日は1匹、竹筒から自ら出て、餓死しそうになってる幼虫がいた(今までもそういうことはある)。
通常(野外)なら幼虫の小部屋は泥壁で仕切られているので、竹筒から出ることもなければ、きょうだいと出会うこともない。自分の部屋を好きなだけ動き回って、手当たりしだいの餌を食べ、食べ終えれば蛹になる準備を始める―ようだ。
しかし、私が竹筒を割ることで、壁が崩れると、好き勝手に移動した結果、餌のない空間に放り出され、さびしくて死んでしまう。
あるいは、餌と思ってきょうだいを食べてしまう/餌と思われてきょうだいに食べられてしまう。
そういう失敗の回避のために、幼虫を容器に隔離したり、セル(小部屋の意味)とセルの間にモノを置いたりしているのだが、うっかり忘れてしまったり、あるいは、意外と移動する力が強くて壁をぶち破って移動していたり。
また、隔離など私が干渉することで、弱ってしま(って死ぬ)うケースもある。
難しいんですってば。でも、その壊した命の引き換えになるほどのことをしているとはまったく思っていない。

野外で営巣している母親ハチが竹筒内にいるとき、私が覗くと、明らかに動きを止める。びびってる?視力はいいのかな。まーまー気にせんと続けてくださいと言いたい。
捕まえてどっか(実験室)連れてくこともあるけれど、背中に油性インクでマークをつけることもあるけれど、気にしないで、って言うのは苦しいか。
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