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ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
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今日はもう調査を終えた。
おととい発見した竹筒は、今日営巣を完了していた。
外は涼しいが、実験室は、熱源(恒温器)があるから、あたたかい(不快)。

おとといの夜書き上げた講演要旨、翌朝先生のOKをもらい、送信。
…あれ。なんかココ、私間違えた解釈してませーん?
この0.0054っていうのは、帰無仮説を棄却するって意味でー、この場合の帰無仮説は“性比は1:1である”ってもんだ…そうだよねー
だからー、これはー、性比は1:1を棄却;性比は1:1ではないって意味じゃん。
正反対の解釈をしていた!ぎゃぁ。
えと、えと、じゃあどうやってこの結果を考察したらいいんだろ。
あっちはああで、それは合ってて、間違えてるのはこっちだけで、だから、だから、あああ。んんん。うー、そうか、こうしとこか。
ああ、そしたら、字数制限(450字)を大幅に超えてしまう!
うーん、ここの接続詞は外しちゃえ、この修飾は要らんや、思い切ってここは削っちゃおう、この句点ナシ!
と、490字だったものを、480, 470, …と小さな努力を重ねて、447字に。
そして、びくびくしながら、Y先生にメールを送り(先生はそのとき席を外していた)、今度はあまり推敲もされず(それはOKというよりは早めに出しなおした方がいいという判断だと思われる)、
「先程送った講演要旨に誤りがありましたので、再度送りなおしました。云々
ご迷惑をお掛けします...」と事務局にメールした。

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1次性比は各世代が始まるときの性比。理想は、受精卵の時点の性比である(孵化する前に死んでしまうものも含めたい)。
しかし、一般的には、卵が孵化した時点や、子が産み出された時点での性比の意味にも使われる。
(研究者によっては、受精時の性比を1次性比、孵化時の性比を2次性比と見なしている人もいるようだ。恐れ入ります)
2次性比は、雌雄が性成熟した時の性比で(だいたい合ってましたね)、実効性比とも呼ばれるらしい。
ただし、その後の死亡率が高い性のほうが多くなる、というのは若干間違えていて、
例)1匹の親の子どもで、卵の時点ではオスもメスも10匹だったが、成虫にまで成長できたのはオス1匹、メス10匹とする。メスが卵を産めるのは1回限り、そして産卵数は20個とすると、
オスは各メスと1回ずつ交尾できるので、自分の子どもは10(匹)×10(卵)= 100匹
メスが交尾できる相手は1匹しかいないので、自分の子どもは10匹。
それが10匹いるから、10(匹)×10(匹)= 100匹
ここで、子どもの側で見ると、オスが有利になる(オス1個体にあたり、メス1個体の10倍の繁殖成功が見込まれる)のだが、性比というのは、その親から見て、なのである。いかに子孫を残し続けうるか。
だから最初に出てきた親からすれば、息子の繁殖成功も100、娘(たち)の繁殖成功も100で、万事オッケー。

では、なぜヒトでは、胎内でのオスの死亡率はメスより高く、妊娠される数はメスより多いのか(ヒト以外の哺乳類の多くがその傾向にあるんだって)。
これは、親による子への投資期間が終了していない―期間中―にどちらかの性の死亡率に偏りがあるケースと見なされる。すると、オス1個体とメス1個体の相対的なコストが変わり、投資が始まる時点では早く死ぬほうの性が多く作られるだろうと予想される―んだそうだ。わかったような、納得しにくいような?


講演要旨を書いた。
だいたい書き終えた。何度かY先生に見てもらい、細かな点の訂正を受け、最終稿をY先生にメールした。
〆切当日の明日、出すことになった。

講演要旨〆切前日ではあるが、今日はちょっとおでかけをしていて、大学に着いたのは19時だった。講演要旨に関しては、まだ1字も書き出していない状態だったのだが、それについては―そういえば―あまり危機感を持っていなかった。今日は休もうかと考えていたくらい。
でも、それでも行く時間があるのだから、行っておこう。まだ体重を量るハチも1匹いるし。
そして、普段はスニーカにウェストポーチの姿でおこなう調査を、室内履きのまま、ポーチも持たず、ただペンライトのみというらふぅな恰好でおこなった。
そしたら、いた。ハチがいた。竹筒の中にハチがいた。
もう外は暗いので、ハチが外に出てくることはない。(営巣中の竹筒内で夜を過ごすらしい)だから、いることだけ確認して、待機などはせず。
今日、学校に来ておいて、そして調査に出ておいて、よかった!
…でも、内心もう調査は終わりかも?と思っていたので、、、
明日は、今日発見したハチのマークの有無を確認できるよう野外に長時間居ても蚊に刺されないような恰好で調査に出ねばならない。


どうして、論文はみんな英語なんだろう。
(かろうじて理解できる)タイトルはとても興味深いく、読みたいものがいくつかある。図書館でせっせと借りてくる。読もう!と思っている。なのに、数行で挫折してしまう。

婦人公論を立ち読みした。
この時期に合わせて、なのだろう。不妊治療など妊娠にまつわる特集だった。その中で、男女産み分けについての話題もあった。
技術的には、“可能”らしい。体外受精で、受精卵の染色体を調べ、特定の性の卵のみを母親に戻す、という方法。これならほぼ確実なのだそうだ。
しかし、倫理的観点からおこなわれていない。
もう1つ、酸アルカリを用いる方法。膣だか、体内のどこかだか、体内全体だったかもう忘れたが、そこが酸性寄りならどちらかの性、アルカリ性寄りならもう一方の性の子どもが生まれやすい、らしく、服薬だかなんだかの方法で、自分の体質を変える方法。(あやふやなので、興味のある方はご自分で読んでください。)成功率は8割。そう聞くとおお!と思うが、初めから5割の確率なのだから、あまり高いとはいえない(と書いてあった)。ただ、自分の体質が元々酸性だけど、アルカリ性を好む性の子どもが産みたいのなら確率は高いと言えるのかもしれない。ようわからん。
ヒトの性比は、若干オスに偏っているらしい。これはオスのほうが成人になるまでの死亡率が若干高いからと聞いたことがある。
性比には1次性比と2次性比があり、1次性比は生命が性を決定したときのもの(ヒトなら受精時(なのか?)ハチなら産卵時(ハチは輸卵管を通るときに性が決定する))、2次性比は成体になったときのもの。つまり、繁殖能力を持てるまで成長できた雌雄の割合。
よって、ヒトのオスが成人するまでに死亡する割合が高いから産まれたときの個体数はオスのほうが多いというのは理に適っている。ただ、今はもう違うでしょうねぇ。
と偉そうに書いたものの、間違えている可能性が少なくない。2次性比の定義が不安(ただし、まったく違うということはないデス。ニュアンスが微妙に異なるかも)、ヒトに関する話題は多分。。。
要するに(?)、ヒトが子どもの性決定をできるようになったら、あまりよくないだろう、と。そこは神様の領域だと思う。



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