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ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
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日曜日、NHKスペシャルで『論文捏造〜夢の医療はなぜ潰えたのか〜』を見た。これは、ヒトクローンES細胞を作成したという画期的な科学論文が、実は全てが捏造である疑惑が持ち上がった(確証されている?)という事件の深層を追うものであった。
最後「論文の捏造は相次いで起こっている」とナレーション。
今回の事件は最新の治療技術を待ち望む難病患者を始め、世界中の人々を裏切り、世界の再生医療研究に計り知れないダメージを与えたからこそ、これほど大問題になっているのであって、どうやら論文の捏造というのは、少ないことではないらしい。

だからいいってもんじゃない。

んだけど、
卒論のデータや去年のデータを見てても、よくわからん。
いちいちチェックしてたらキリがないっ
だけど、きちんとまとめていない自分が悪いの、とひとつひとつデータを辿っていくと、同じラベル番号は現れるは、あり得ない体重値も出てくるし、存在しないはずのラベル番号なんてざら。
前後にあるデータや、私がやりそうな間違いを推測しながら、“んー、これはきっとこういうことでしょう!”とえいっとデータを書き換えたり、でもそうするとやはり矛盾が生じてきたり、書き換える前はなんだったのか戻るので、また一苦労。
何が最初で、何が今回新しくわかった(記入漏れなど)情報かわからない(しくしく)。
もちろん一番知りたいのは、何が正しくて、何が間違っているか。間違いだらけでもいい、(この際)。間違っている事実だけでも知りたい…(ごてごてじゃぁっ)。

そういう操作(しーっ)を重ね過ぎているのか、元がシンプルだったのか、案外と卒論データはまとまりつつある(いまさら?)。だけど、まとまって終わってしまいそう。何もわからなさそう。ハイ、おしまいって感じ。

そして去年のデータが、もうダメね。こりゃ使えんかもよ。どうする?一応フィールドノートに数値を書き記してはあるのだけれど、どうも信用できない。当時の私を信じられない。

論文の捏造をおこなう大先生などは、おそらく立証したい仮説があって、それに添うようなデータを作ってしまうのだろうが、私は、ただ混乱しているだけである。
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