“面談”は、“顧客技術ミーティング”と呼ばれるらしい。
自己紹介文を月曜までに書かなくてはならない。私はまだそれをおひろめする予定(つまり“顧客技術ミーティング”)はないのだが、まぁ書く時間を休みの日に与えてくれるのはありがたい。
○○さんはナニナニという仕事関係、××さんはドコソコ、△△さんはイツイツに面談(顧客技術ミーティング)という話題が飛び交っている。実際、金曜日に面談をした人たちもいる。彼らは月曜日のヒーローに違いない(金曜日は私たちが帰るまでには戻ってこなかった)。
で、自己紹介文。
なんてすばらしいんでしょう、私の。
どんだけすばらしんでしょう、私。(この文章を読む限り)
いろいろ曲解、というか都合のいいように折り曲げて、捻じ曲げた事実で作り上げた私。
ま、これを暗記して、それも自然に言わなくちゃならないんだから、その過程で私のボロさが露出してしまう可能性は大だっ!
文章は、たぶん、人を表さない。
文章でものごとを表せる人とそうでない人がいる。
「F(苗字)です。A(名前)です!!
こっちに来たついでに寄ってみました。シンポジウムがあるからじゃないです。ストーカーじゃないです。
(注:偶然にも今日先生が一部出席するシンポジウムが大学でおこなわれていた)(中略)
元気がないので病院に来て、
病院に行って、元気(ハイ)になりました。
病院に来たかいがあったというものです。
では!(略)」
これは、さっきE先生の研究室の前に残した手紙。
こういうキャラを装うこともできる、私。