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ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
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この日のクライマックスは
「仕事にやりがいを求めるか否か」論争でしょう!

現代は、働くことに対して期待が多すぎる、というのでしょうか。
お金も、やりがいも、友人関係も、すべて働くことによって得られるはずだ
・・・うーん、ちょっと違うんかな。
「得られるはず」というか「得たい」という本人の願望か、「得るべき」という現代の風潮なのか、
そういう“理想”がはびこってると思います。

統合失調症の人からは
【働くことによって他人から「ありがとう」と言ってもらえる喜びを見出した】
という例が紹介されていました。
これってあれよね。
母がよく私に言う、ドラマ『セクシーボイスアンドロボ』の中に出てきた(らしい)セリフ「仕事って”ありがとう”と”お金”がもらえるんだ」
まさにこれを実感したって話よね。

高橋さん(摂食障害当事者)の発言にあった
「お金のためだけに働いてもいいじゃないか」
というのと、上の統合失調症の人の事例には、少しズレがあるとは思うのですが、(そして高橋さん自身もそれはわかっていたと思う)
言わずにいられなかった高橋さんの気持ちが私にはよくわかる。
出演者の感想に詳しいです。以下はそこより抜粋。
「障害があると“人並み”には働けないけど、でも、お金じゃない自分らしい生き方があるよね」というストーリーが用意されている様に感じてしまい(あくまで私が感じただけですが)、反発を感じた部分がありました。

極端にいえば、むしろ「人並み以上に働けて(・・・)しまう(・・・)」ことが摂食障害者の生きづらさではないか、と思うことがあります。

実際、お金が得られなくてもいいじゃない、ってね、言えないです。
だって、働く一番の目的って生活するためだもの。。。

やりがいを見出すことで働くことに積極的になる、ということは十分あると思うし、
やりがいのない仕事はつらいし、
特に賃金の面で満足できる見込みがないと、やりがいくらいないとやってられんわな。

番組を見ていろいろ考える中で、
私には「人は働くべき」と強く思っているらしいことを改めて認識しました。
私は、そういう自分の考えを正したほうがいいと思っています。
「実力主義、強いものが富む世の中であるべきだ」、私、そう思ってるよな。
で、そういう思いのせいで私自身が疲れてしまったんだろうとわかっているので、
そう思うべきではない、と思っています。
たとえば、私の大嫌いな石原慎太郎は、「実力主義、強いものが富む世の中であるべきだ」に近い発想を持っていて、
そしてそれが正しいと思ってると思います。
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