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ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
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1回目はリアルタイムで、2回目は録画したものを母と拝見しました。
母は、(ある程度)客観的な立場で私の働いている様子を見ていたので、
平澤さん(摂食障害当事者)や鶴田さん(NABA運営)の言葉から想像される摂食障害の人と、
私の相違点について思いを巡らせたようでした。

★ 私の 仕事について、働くことについて
私は、ずっと「仕事をしたい」と言い続けていました。
無職の時代はありましたが、ずっと求職活動を続けていました。
そして、仕事に就いている間において、仕事を辞めたいと思ったことはほとんどありませんでした。

…ただ、“「仕事を辞めたい」と思ったことはない”点については、
正常な思考だったのか、疑問ではあります。
特に、神戸での仕事(2度目の正社員)はキツかったし、つらかったのですが、
「だから、辞めたい」とはなりませんでした。
朝起きるのが苦痛、なんてこともなく、毎朝元気&笑顔で出勤していました。

仕事を覚えることができず、失敗することが怖くて緊張していました。
仕事に関することになると、頭の一部が痺れているような気がしていました。
思えば、うつ症状に近い状態だったのかもしれません。
そして、それでも「辞めたい」と思わなかったのは、
冷静な判断能力がすでに機能していなかったのかもしれません。

★ 番組のはなし
杉山さん(MC)が「自分は山に逃げたことがある」と言い、
鶴田さんが「逃げることができないのが摂食障害の人なんだ」
「逃げたらいい、と言われることがつらいんだ」
と言ったところが、1日めで一番印象に残ったところです。

今の自分にはできないことを、
それができる人から「やってみたらいい」と言われるのは、辛いことです。
それは、摂食障害であることに関わらないと思います。
(他人のアドバイスに過剰に反応してしまうきらいはあるかもしれませんが)
※杉山さんは「自分はこうやった」と言ったのであって
 「やってみたらいい」とは言っていません。そこは、大きな違いですね

だけれど、まったく別の視点を持つ人が、ぽーんと言葉を投げかけてくるのが
「Our Voices」のおもしろさだと感じました。
ただ、テレビに出演されていた人たちは、
皆今の自分にそれなりの居場所を見出し、余裕のある立場だから、
他人の言葉に耳を傾け、議論できる余裕があるのだろうと思いました。
渦中にいる人たちには、例えば摂食障害で働くことに悩んでいるときに、
統合失調症の人の話を聞く余裕も気力もないだろうな、と。
だからこそ、自助グループがやすらぎの場にもなりうるのでしょうね。
自分第一にしてもいい場所でしょうからね。

“自分にできないことを言われてつらい。”
→“自分にはできないという事実を突きつけられる。”
→“ますますダメな自分と思い知らされる。”
じゃあ、だったら他人の話は聞かないようにすればいい?
自分にとって耳障りのいいことばだけ聞いていればいい?


……ふぅむ。
入院中にmixiで私にいろいろと言ってきた人のことを思い出した!
その人にとっての正しいことをいろいろ言ってこられて、
私はほんっと腹が立ちました。傷つきました。腹が立ちました(2回目)。
(私は今でも、その人の言っていることが正しいとは思っていないです。
というか、何を言っていたのか覚えていません。腹を立てていたことだけ覚えてます)
腹が立って、腹が立っていることを看護師さんや母に愚痴ったりしました。

私は、杉山さんの言葉に腹を立てたわけではありません。傷ついたわけでもありません。
私にはできないな、違うな、と思ったけれど、腹は立ちませんでした。
でもそれは現在の私の反応であって、
杉山さんの言葉に傷つく人だっているかもしれません。
腹を立てた人もいるかもしれません。
1年前の私なら傷ついていたかもしれません。
その点、同じ立場の人同士なら、多少の違いはあっても、NGワードなり気を遣いあうことができる可能性はあります(できない場合もあるだろうけれど)。
相手の立場を慮らず、自分の立ち位置からだけで何気ない言葉を発して他人を傷つけるってこと、あります。
私は杉山さんを批判しているのではなく、
このエピソードを通して、そういうことを考えたのだ、というそれだけの話です。
そう、それに、上にも書いたけれど、杉山さんはあくまで自分の経験談を語ったのであって、
それを≪アドバイス≫したわけじゃないんです。

11日(月曜・1日め)の放送を見ていて思ったのは、
私はそういうつらさを過食行為に逃げていたのかしら?ということです。
まぁ、深く考え込んだ、なんてことではなく、そういう部分もあったかもしれないナ、という程度です。
私の生活のベースには、過食嘔吐ががっちり組み込まれていましたから、
仕事のつらさがあろうがなかろうが、過食嘔吐していたとは、思います。
でも、逃げの手段に使っている側面も、あったんじゃないかな。
逃げも、息抜きも、ストレス解消も、楽しみも、時間つぶしも、なにもかもぜんぶ、が過食嘔吐だったのでしょう。
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『過食症の君と拒食症の僕』(THE BOOM)




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