ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
せっかくこんなに時間があるのだから、何かしら物語というものを書いてみたいと思う。
だけれど、私には想像力というのがない。妄想もしない。 無からなにかをつくりだすということが、小さいときから苦手だった。 既存の枠の中で、行儀よくすることが得意だった。 小学校の低学年のとき、友だちのお母さんから 「ひかりちゃんはどうしてあんなに行儀がいいの。敬語が使えるの」 と言われたことがあったらしい(母談)。 礼儀作法に関して、両親に躾けられたことはない。 でも、あるべき姿をキャッチする感受性には優れていたのだろう。 物語をつくる話に戻る。 想像力がない。 そして、経験でものを語るほど、経験値がない。 高校、学校と家を往復する毎日。 大学、大学とアパートを往復する毎日。 会社、会社とアパートを往復する毎日。 それぞれ、ほかに行くところは図書館。 関わった人の数、少なし。 島本理生の小説は、すぐに飽きてしまった。 彼女の小説を、カテゴライズするならば「恋愛小説」なのだろう。 私には共感する経験が何もない。 だからいくら多様な恋愛を描いていても「恋愛小説」というくくりで、私には1つにしか見えない。 PR |
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