ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
入社してから6ヶ月、最初の3ヶ月(4~6月)はT社の豊田営業所でCAD(CATIA V5)の研修を受け、配属先ではそれをひとっつも触らず、ツールとしてはMATLABの教育…だったけど、それは(も)全然身についていない。しかるに私の貧弱な数学知識とMATLABの基礎知識の間に大きな溝があり、自主学習ではそれはどうにも埋まらんもんなのです。長い研修期間でしたが、成果はまったく実っていない、その自信だけはある。
ま、MATLAB/Simulinkを使った業務、というのはあるかどうかも疑わしく、研修中にOJTとして入ってきた業務はほとんど事務処理ばかり。10月からもそんな調子じゃなかろうかと周りを見てもそう感じる。 私は「自動車の制御」部門なのですが、やっている業務は、“制御仕様書”と呼ばれる自動車制御に関する膨大な仕様書を作成する、のではなく(そんな大きなことはしない)、DT社の親会社のDN社社員か誰かがEXCELやWORDで作ったそれをPDF化したり表記ミスがないかチェックしたりの作業が主。制御仕様書は機種ごとに発行され、何千ページになる膨大な資料なのだけど、そういう容量の大きさを目にするたびに、家でほとんど読まれないまま放置されている取扱説明書を連想する。 私の先輩社員であるTさんはDN社に出向して、そこでCarSimというツールを使って自動車のシミュレーションや解析をおこなっているらしいけれど、それを扱えるようになるには多大なる努力が必要なのでしょう(Tさんに、それを教える気はないようだし、全体的にも求められてないみたい)。私はだから、全然技術は身につかない/惰性で行えるような作業(「惰性でおこなう」と表現したのはTさんだ)をやりながら、時間を稼いでいくのでしょう。がんばることが嫌いな私には、というか、1日ただ過ごすだけでがんばることが必要な私には、ちょうど良いのかもしれない。 PR |
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