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ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
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前蛹→蛹になる段階で、死んでしまう。
今日で、4匹目。なぜーーー
ーーと嘆きながらも、なんとなく自分に責任があることは感じている。
ピンセットで刺した、とか具体的/直接的な行為には及んでいないのだけれど、飼育室まで運ぶのに振動を与えた、という些細なことから、カヴァをはずしていたから乾燥したのかも、という推測まで、考えられる原因は数多い。コレ!といった原因はわからないが、ただ、これ…かも?の最有力候補は飼育室の温度。涼しいのである。夏の温度じゃないのでござる。しかも一定。
ただ、蛹化失敗個体4匹のうち最初の2匹は飼育室に持っていっていないので、そいつらはそいつらで不適合があったらしい。

去年は、幼虫初期で殺してしまうことが多かった。それは、Y先生に指摘されたように、硬いピンセットで扱っていたからだろう。その反省を踏まえて、今年は筆を使っている。すると、確かに死なない。去年殺してしまった幼虫たちは、ピンセットの先に何を感じていたのだろう。

蛹化しそうな個体を昨日から今日にかけて飼育室でビデオ撮影をしていた(そういう干渉をしていたから死んだんだ、という声が聞こえる)。ドキュメンタリとして興味深かったから。でも、今日見に行ったら、蛹になれきれておらず、頭部だけが若干脱皮して、そしてそこで終わっていた。命も終わっていた。
ビデオを再生してみると、21時くらいからもぞもぞと動き出し、もぞもぞもぞとしているのだが、それ以上脱皮が進まない。
そして23時になると飼育室の照明が自動OFFになり、真っ暗。
翌7時に自動ONになったとき、それは今日私が最初に見たときと同じ状態で止まっていた。7時現在で死亡していたかどうかはわからない。蛹化に9時間もかかるはずはないので、21時以降どこかの時点で、彼か彼女かの脱皮は断念され、その後静かに息絶えたのだろう。
この死体をなにか活用できないか考えているが、私の技術では雌雄を調べることもできないし、ただ捨てるしかない可能性が高い。
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