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ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
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Y先生に、「学会に出てみませんか」と言われた。
“〜せんか”という台詞に比べて、姿勢は積極的に勧めていた。
どうしよう、、、本心は「嫌」とはっきりしている。
でもダイガクインセーとして、やっぱ出とくべき?

日本動物行動学会、だそうです。ぶー。
10/27〜29、だそうです。カー。
会場は岡山大、だそうです。なー。

参加するとしたら、当然ポスタ発表なのですが、うううぅっ。
参加するとしたら、学会員になって、そんでもって4,500円払うことになるんですが、だだだっ。
あまりに憂鬱すぎて、お金がネックになっていない。そんなことは些細なことだとすら思っている。

まず、私には発表するものがない、と思う。
そんなもの、無いでしょう。
修士論文も書けるか微妙なのに。去年のデータで答えなんか出てないっつの。
実は卒業論文だって、完了してないっての。
何を発表すればいいのサー。

Y先生は「卒論と去年のデータの比較で、性比の話とか、できるでしょ。環境の違いとか…」っておっしゃったけど、
えーそうですか?!できませんよぅ。何も出てませんよぅ、と言えず。はァと言ってしまったり。

「研究を続けるんなら学会には入っておくべきだし、こんなふうに学会で発表する経験を積むことは大事ですよ」
?!
研究を、続ける?!
えー誰が?私?続けるの?意外!!
進学したいと言ったのは、院試の面接のときだけじゃないですかー。
確かに就職活動してませんよ、してませんけど、博士の試験の勉強だってしてないじゃないですかーーーっ

「(日本動物行動学会は)昆虫だけじゃなく、性比の分野の人たちも集まるし、皆向学心の強い人たちが多くて、活発な意見交換ができると思う。学会で発表するならこの学会がいいと思う」
って。
私自身に意見がないッス。

「ポスタ発表は長い時間あるから、多くの人と話ができるよ」
嫌だ、長時間も馬鹿にされつづけるのは嫌だー。
私の浅薄な知識が露呈するだけです。しくしく。なんでオオフタオビドロバチを使ってるのかさえ答えられない、私も知りたい。

はーどうしよう。どうしよう。どうなるんだろう。
出ちゃうんだろうか、私。学会行くんだろうか。

ちなみに。。。女学院では学会に行くだけで3万円なりの助成金が出たのだけれど(それ以上の旅費は実費)、香大は全額実費っぽい。いやん。

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きのう、野外調査で営巣バチの捕獲のため、竹筒トラップ前で待機。
出てこない。警戒して、出てこない。
最初はずっと見ていたのだけれど、暑さと湿気で気分が朦朧。
あるある大事典で「眠るとき体温が下がる」と言っていたけれど、あんまりにも暑いと眠くなる。
蚊が寄ってくるので、虫除けスプレィ。だけど汗で流れてしまうので、またスプレィ。(ハチの幼虫を扱うときは、手を石鹸で洗う)
座って、竹筒の先端に取り付けたガラス管(<これが営巣バチ捕獲のための簡易トラップ)を眺めていたのだが、眠いので、体育座りの姿勢で、メガネを外し、顔を膝につけて、眠った。10分程度の睡眠を2,3回。
ハチは現れない。
結局何度か別の場所の観察をおこなったりしつつ、2時間くらい要した。でも捕まえた。未マークだったので、体重測定とマーキング。
寝ている間と観察している時間を含めて、スプレィしつつも数ヶ所蚊に刺されてしまった。
私はハチより蚊が怖い。

最近はお変わりもなく、毎日それなりにやっちょります。
なので、書いて改めて読むと、だいたい同じようなことを書いている気がします。
まぁ大事件が起こるような研究じゃないし。起こってほしくないし。
ちなみに、16日は誰も来ないかと思ったけれど、アズキゾウムシ研究のMさんが来た。

幼虫の体重を量るのに2時間半もかかってしまった。
 いやしかし、計測できるだけの幼虫がいることに感謝しよう。

クーラーの電源の入った部屋でやってる分楽かな。でも今日は私一人だから、電気は最小限、2台あるクーラーを最初はフル稼働させ(温度は26℃と27℃)、過ごせる温度になったら、1台は止める。
いつものように“涼し”くはない。私なりの自慢。節約自慢。誰か褒めて。

孵化午前中回収した竹筒で、割ったときは卵だったのに、その後学内を回ったりして、いざデータシートに記入しようとしたら、孵化しつつあった。
[画像の意味がわからない人はココ]


[本日の失敗]
未マークの営巣個体を捕らえたので、実験室に持ち帰り、体重&胸幅計測、マークングと一通り終え、竹筒に戻しに行ってたら、ハチを入れているはずの網が破けてて、いつのまにか脱翔(造語)。
このハチが竹筒から出るのに、1時間半も要したのに、最後の最後で。。。帰巣本能があるだろうから(ってこの場合は自分の子どもの巣か。ハチ内部のGPS機能とでも呼んどこう)営巣は終了してくれる、と思う(信じてるよ)。だけど、うーん、マズったな。

ほか、飼育中の幼虫が1匹原因不明で死亡。今回私のせいじゃない、と思う。少なくとも直接的な原因は思い当たらない。
今回の死に方は去年やおとどしにはよく見られた。今年は初。どんな死に方かって言うと幼虫の頭部(というか口?)はそのままに、身体がしゅくしゅくっと縮んでいる状態。
残念ながら撮ってません。次回の機会があれば…ってあったらダメなの!!


今日はいつもに比べると早起きで、ガコに着いたのは10時(ってこれでも普通じゃ1限に間に合ってないよ)。
野外調査して、はかるべきものをはかって―ただ少々手抜き、12時前には帰路。
今は野外で2匹の営巣が見られている。
ほか、飼育個体がまずまず順調...ということにしておこう。こないだ、またもアリに食われたんですが

研究やってる私自身が、その意味や意義に疑問を持ち、ただ、私はこれしか選べなかったんだという諦念に陥りながらも、夏休み返上でがんばっているのに、「それは研究として為ってない」的発言を受けたので、ショック。
研究は仮説に基づいて検証(実験)、そして結論。それが通常。
わかってるよぅ。
私が今やっていることは、検証する具体的な仮説もない、実験。
得た結果から、何かをこじつけようとしている。しかも、卒論でも同じ手法(とりあえず竹筒トラップで調査するべ!→お、性比がおもろいんちゃうん?)。そんときにちゃんと仮説を作っとけばよかったのよね。
わかってます、自覚してます。それは研究者の姿勢としてはマチガッテル。
社会に出るのを2年間遅らせるためってのがバレバレ?

このことでバカにされるのは仕方ないと思ってはいるのだけれど、それが大好きな友人の父親にだったので、凹みました―“馬鹿にする”というような露骨な態度ではなかったけれど、娘の友人としては質が良くないくらいには思われてそう。



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