ほんとにおもしろいことは竹筒の中に
ちょっと前に火曜ゴールド(日テレ系火曜21時枠)で永井するみ原作のドラマをやってた(『ビネツ』)。
永井するみという作家は、図書館で見かけたことがあり、『ランチタイム・ブルー』という連作だったか短編だったか―1冊借りたことがあった。 ランチタイム・ブルー そんな訳で、名前だけは知っていたから、彼女の作品が原作のドラマも見てみた。でもチャンネルを合わせた一番の理由は、中越典子が主役だったから。中越典子は『サラリーマンNEO』で好きになった女優だから。つまり偶然(かつドラマはそんなにおもしろくなくて5分くらいしか見なかった)。 それが、先日実家に帰ったときに、古い〔小説ポスト〕という小説雑誌があり、それを読んだときに、そのドラマの原作が連載中だった(連載時は『ヴィーナスの午睡(まどろみ)』というタイトル)。 『ランチタイム・ブルー』は“日常の謎”ミステリ。 『ヴィーナスの午睡』はそういう感じではなかった。で、めちゃめちゃおもしろいというわけでもなかったけれど、でも続きが知りたくて、図書館で探して借りた。 単行本化に伴い、『ビネツ―美熱』というタイトルに変わっていたが、小説の内容はめちゃめちゃおもしろいというわけではなかった。 それが今。 永井するみにはまってます。 経歴がツボです。北大農学部出身なんだって!<こういうのに弱い。 東京都出身で、東京芸術大学音楽学部中退後、北大農卒業ってどうなのよ。つまりお勉強はよくできるってことかい?と思いつつ。 って今調べたら、IBMとアップルコンピュータに勤務だとぉ?!エリートでその後小説家って羨ましすぎる! デビューにあたる『枯れ蔵』は“農業ミステリ”と呼ばれているらしい。もう読みました。ウンカ(<虫)が出てくるあたり、腐っても農学研究科の私の心をくすぐりまする。 枯れ蔵 あと、先日借りた『隣人』という短編集。これがとてもおもしろかった! 隣人 特に『至福の時』と『雪模様』がすばらしい。 ただ、『雪模様』。これどっかで読んだことあるわー。 イヤ、盗作っていうんじゃなくて、どっかのアンソロジィで読んだんだと思う。そんでそのときも唸ってしまったんだわ。 今は『天使などいない』を読んでます。 天使などいない おもしろいっす! 作家の新規開拓が久々にできて嬉しいっす!! PR |
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